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里おじさん活動普及促進委員会(非正規雇用のおっさんのブログ)

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から芋さん ありがとう

カライモ.JPG

ラベルにある優しい仏様の絵が印象的な「から芋さんあるがとう」です。

裏ラベルの能書きです。
1705年、山川の漁夫・前田利右衛門が琉球より持ち帰ったから芋は、その後、全国的に「さつま芋」として広まり、天保4~10年の大飢饉でも多くの人々の命を救い、芋焼酎の原料を始め大切な食文化として今もなも、この薩摩の地で受け継がれています。
焼酎造りの麹は米が主流ですが、貴重な米を使うことができず雑穀を使っていた戦後当時を思い出し麹の一部に「粟」を使い、黄金千貫ほか四種類のさつま芋を使っています。
「から芋さん ありがとう」は当時の思いを今に伝え、愛され親しまれ続けるさつま芋への感謝の意を込めて戦後60年、そしてさつま芋伝来300周年の節目の年に企画しました。
この「から芋さん ありがとう」については百萬枚護摩行者・医学博士(山口大学)最福寺「池口恵観先生」のご指導を仰ぎ発売するものです。


終戦時に飲まれていた芋焼酎を再現したようです。
終戦時には、食物も乏しかったのでしょう、米はもちろん、芋も貴重品だったと思います。

ですから、使う米麹の量を減らすために粟の麹を使用しているそうです。

仕込み方も、甕壷仕込みと、こだわってますね。

そして、芋も、コガネセンガン、ベニアズマ、シロユタカなど五種類を使用しています。
シロユタカ、終戦直後にはなかったと思いますが‥

粟麹の香りなのでしょうか、他の焼酎とは異なる、とってもフルーティな香りがいいです。

味も、ボディはしっかりしているのですが、すっきり飲みやすく、あまり重くありません。
かといって、芋焼酎の良さをなくしてしまうような最近の焼酎の味わいとは違います。

これは、すいすいと飲めてしまいますね。

村尾もコガネセンガンとシロユタカを混ぜているそうですが、うまくブレンドすれば、単品種の芋焼酎よりもいい味わいがでるのかもしれません。

水割り、ロック、お湯割り、そのまま、どんな飲み方でもいけるような気がします。
評価は、おいら的には、☆☆☆☆★以上ですね。

戦争を忘れないために、この時期に飲むべき焼酎かもしれません。
江戸時代、終戦直後と、日本人の命を永らえさせてくれたから芋に感謝です。


【製造元:薩摩酒造株式会社(明治蔵)】
【原料:さつまいも(コガネセンガンなど5種類)】
【麹:米麹(黒麹)、粟麹】
【蒸留:常圧蒸留(たぶん)】
【アルコール度数:25度】


楽天でも探しましたが、もう終売品なのでしょうか、みつかりませんでした。


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